Android開発環境構築まとめ on Windows7 64bit

Win7 64bit機となったVaioで環境を構築した。
構築に際しては以下のサイトを参考にした。

Let'sプログラミング ~初心者の方を対象としたプログラミングの総合学習サイト~


やるべきことは

JDKのインストール

Javaの開発環境を構築するために必要なJDKをインストールする。


ダウンロード先:
Oracle Technology Network for Java Developers | Oracle Technology Network | Oracle

上記のOracleのページの一番左の項目「Java Pratform(JDK)」を選んで、該当OSを選択してJDKをダウンロードする(ただし、64bit OSだからと「Windows x64」を選択してしまうとあとで入れ直すハメになるので「Windows」を選択すべき。理由は後述)。あとはそのまま実行でインストール完了。

Android SDKのインストール

次にAndroid上で動作するアプリを開発するためにSDKが提供されているのでインストールをする。


ダウンロード先:
Download Android Studio and SDK tools

上記のページから、該当するOSにあったSDKをダウンロードする。Windowsに関してはインストーラが用意されているので、そのままダウンロードした実行ファイルを実行すればよい。

・・・のだが、インストール途中で下のような「JDK not found」というメッセージが表示されてしまった。



JDKの項目でも記述したが、Windows x64のJDKをインストールしてもAndroid SDKは(少なくともAndroid 2.3, Revision 1 では)認識してくれないみたい。32bit用のJDKを入れ直したところ、インストールできた。

Android SDKはデフォルトのまま設定するとProgram Files内のAndroidフォルダにインストールされるが、少なくともWindows7ではADTプラグインの設定時に問題が起きるのでC:ドライブ直下などに変更すべき。

理由は次のエントリにまとめた。

AVDマネージャでプラットフォームインストール時に出る「Nothing is installed」エラー

関連Pathの設定

次にJDKAndroid SDKを使えるようにするためには環境変数にそれぞれのPathを通さないといけない。
「コントロールパネル」から「システム」→「システムの詳細設定」→「環境変数」を選択する。

JAVA_HOMEおよびANDROID_HOMEの設定

まず、JAVA_HOMEとANDROID_HOMEを設定する。必須ではない気がするが、こうしておいて方が分かりやすいし。

JDKがインストールされたフォルダへのパスをJAVA_HOMEとして変数定義する。今回の環境では「C:\Program Files (x86)\Java\jdk1.6.0_23」と指定した。


ANDROID SDKがインストールされたフォルダへのパスをANDROID_HOMEとして変数定義する。今回の環境では「C:\Android\android-sdk-windows」とした。

Pathの設定

環境変数にある「Path」で編集ボタンを押し、JDKAndroid SDK双方のライブラリなどが置いてあるフォルダを指定する。追加するPath要素の間は「;」でつなぐ。

JDKAndroid SDKのライブラリ等はJAVA_HOME直下のbinフォルダ、ANDROID_HOME直下のtoolsフォルダに存在するので、Pathには「%JAVA_HOME%\bin」および「%ANDROID_HOME%\tools」という表記を追加してやればよい。(もちろん「C:\〜」で指定しても同じ)

Eclipseのインストール

Java統合開発環境としてEclipseをインストールする。
本家のEclipseには日本語環境がないので日本語で使いたい場合はPleiadesのサイトからダウンロードする。


ダウンロード先(日本語 Eclipse / Pleiades All in One):
Eclipse 日本語化 | MergeDoc Project


2010.12.21現在での最新バージョンは3.6 Heliosなので、それを選択。
JDKがインストールされていればJREはもう必要ないのでJavaの下段「Standard All in One (JRE なし)」をダウンロードする。


のだが、よく見たらこれってWindows 32bit環境向けだと書いてあることに気づいた。
ということで、仕方ないので本家からダウンロードして、プラグインで日本語化することにする。


ダウンロード先(本家Eclipse):
Eclipse Downloads | The Eclipse Foundation


一番上の項目の「Eclipse IDE for Java Developers」のWindows 64bit版をダウンロードする。Eclipse自体はインストーラではないのでzipを伸張すればそのまま利用出来る。


次に日本語化するために、さきほどの日本語 EclipseのページからPlaiades本体をダウンロードする。現状最新版は1.3.3。


クリックすると下記のページに行く。「download」を押すとダウンロード出来る。

日本語化の方法は伸張したPleadesのreadmeを見ればわかるが、基本的にやることは

 -javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

だけみたい。
また、初回起動時は「-clean」のオプションをつけて起動しないと日本語化されないそう。Pleadesに同梱しているeclipse.exe -clean.cmdをEclipseディレクトリにコピーして実行すれば同様のことができる。
実行しワークスペースを指定したのち、以下のように日本語化されていればOK。

Eclipseプラグイン ADTの導入

EclipseAndroid向けの開発を行うためにADTというプラグインが提供されている。導入はEclipseから行う。

ADTのインストール

Eclipseを起動し、「ヘルプ」→「新規ソフトウェアのインストール」を選択する。


「作業対象」の項目に「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」と入力し、追加ボタンを押す。


名前を適当につけて、OK。


すると「Developer Tools」項目が表示されるのでチェックボックスにチェックを入れて次へ。

このまま指示に従っていけばOK。最後に再起動を要求されるので、再起動する。

SDKロケーションの設定

次に、にAndroid SDKがどこにあるかをADTに教えてやるためにSDKのある場所を指定してやる必要がある。「ウィンドウ」→「設定」を選択し、「Android」の項目を選択してやると表示される「SDKロケーション」の項目に先ほどインストールしたAndroid SDKのある場所(ANDROID_HOMEの場所)を指定してやる。指定してエラーがでなければOKを押して完了。


SDKプラットフォームの設定

次にSDKプラットフォームを設定してやる。これがないとAndoridデバイスエミュレータとかが使えない。設定は「ウィンドウ」→「Android SDKおよびAVDマネージャー」から行う。「Available Devices」の項目を選択したら、使いたいデバイスエミュレータを選択する。とりあえずよくわからないから全部入れることにした。

インストールするものを決めたら「Install Selected」をクリックし、「Accept All」して「インストール」を押して完了。



これでAndroid開発環境は整った・・・・・はず。